東アメリカ陸軍第三軍が第二次大攻勢に合わせ開発した新兵器。
所謂レールガン。
東アメリカでは航空戦力はほぼ役立たずとなったため地上軍の装備の充足並び敵の空軍兵器に対応する武器が多く作られている。
中でもこのイヴァン・ストライクは東ヨーロッパ機構が設計した超兵器である。
換装型レールガンバレルを持つ長砲身で大型トレーラーに搭載、電力供給のために3台のトレーラに乗せた電磁発電機によって運用される。
艦載型レールガンを地上運用に改装したタイプでもある。
攻撃の有効射程距離は660キロ。
ソルト・レイクの前衛基地であるダグウェイに設置すれば西アメリカ最後尾の基地であるエルコに悠々届くという恐ろしい兵器。
弾は単品のタングステン弾もあるが、この砲のメインはジェット散弾である。
対象物の接近を感知し射程500メートル内に入ると弾が分散・小型ジェットをつけたタングステン散弾をさらに加速させて撃ち出す。
レーダーや衛星兵器を持たない東アメリカにとって単品で的を外す兵器では意味がないため、このような新機軸が盛り込まれている。