新港区メイド組合のメイド長。
ノーネームスターズを統括する管理者で、なんだかよくわからないが恋歌より強いらしい。
片眼鏡のモノクルをした古典メイドの姿で登場する。年齢不詳
青嶺・A・織姫の所有者にして、大会社南洋開発ブルーシーンの会長。
新世紀華族界正三位の参議でもある。
織姫からはマスターと呼ばれているが、本心ではもっと親しい名で呼んでほしいと考えている。
長く続いた老舗の会社を大きく飛躍させた好人物だが、今はかつての威勢を失い老境の日々に入っている。
織姫の使命は十分に理解しているが、実物の彼女が島から送られてきた事で「争い」から解放すると勝手に決めた。
星座の宿命から逃れられない、その為に作られた織姫は自分を気遣う大海を慕いながらも苦しむ事になるが、それでも戦わせたくないと願っている。
この事実を隠す為、織姫から作ったクローンを用意し博士達の目をくらましてているのだが......
日本国に置ける財政華族一門の長。
官位は正三位
現南洋開発社長。
父親にして会長である大海を煙たく思っている野心家。
会社に必要な成長として第1期西ノ島新都の仕事に巻き返し参入を狙っていたが、父親大海が一切手を引いてしまっため損をしていると考えている。
より盛況な会社を作るためにはブレーキをかける父親を「殺すか」「死なすか」しかないと考えていた。
庶子である紅海を毛嫌いしているが、大海が紅海に目をかけているため良からぬ思いは成就していない。
紅海のことは都合の良い手駒程度にしか思っていないが、本妻と自分の子である蒼海には溢れんばかりの愛情を注いでいる。
官位は従三位
南洋開発社長黒海の庶子。
離宮区にある、赤坂旧宮学院の生徒。
本家青嶺の家には住んでおらず祖父からあてがわれた3人のメイド、鷲尾白崇、棚橋レダ、白鳥クロエと生活している。
交流会にきた悠人と、渋谷区街で運命的遭遇をし、その時は自らを「赤」と名乗り、賭け勝負をした。
後日、御影産業との因縁の対決と銘打ったバトルゲームルーレットとで悠人と競い恋歌を手に入れようとする。
父黒海となっているが実は妾腹で、会社相続の権利は一切なく、本妻の子である蒼海のために将来的に影働きをすることを誓約して養われている。
庶子として生まれた時から黒海に疎まれているが、祖父大海には目をかけられている。
普段は学院と渋谷区街の隠れ家を行き来し「運命」と出会うことで自らを燃やし尽きるような賭けに狂うという生活を送っている。
悠人と出会うという運命によって、絶頂の賭けをすることになる。
個人的に控えとして使っているメイドは棚橋レダ。
普段は黒髪だが、渋谷区街にいる時は、ヘアカモフラというものを使って赤毛にしている。16歳
現南洋開発ブルーシーン社長青嶺黒海正妻。
会長大海の妻がすでに故人であるため、青嶺家奥方衆の長になる。
気立て優しく美しい女で、夫黒海の事を心から愛しているが、結婚当初は子供に恵まれず苦しい日々を送った。
青嶺親族会により側室として喜多川織茂(きたがわ・おりしげ)が輿入れした後、彼女の子である紅海共々の世話をする事を拒んだ事がありそれが紅海と黒海の確執になってしまった事に心を痛めている。
現在は子宝に恵まれ、長男蒼海に長女依風、二女巴風、次男氷海がいる。
側室問題の時に自らの起こした罪の責任を重く認識しており、紅海も「我が子」と今は憚る事なく宣言している。
自分を愛して紅海を拒む黒海にも、「貴方のお子」であると、わかってほしいと努力を続けている。
大海からは「良き妻、良き女」と言われており青嶺家には欠かせない存在でもある。
官位は直系男子誕生の際に父・雅治からの贈呈で従二位、実は青嶺家で一番官位が高い
青嶺黒海の側室。紅海の母。
結婚から2年、子供に恵まれなかった豊風に不安を覚えた青嶺親族会が黒海にあてがった側女。
没落した喜多川家の最後の一人であったためお家再興の意味もある輿入れだったが、若き本妻豊風には辛辣に当たられ本家待望の男子出産を成したにもかかわらず黒海に認められず、のちに豊風に子供が出来てからは親族会からも迫害されるという悲しい生き方を強いられた。
紅海と二人、青嶺の本宅から離れた屋敷に隔離されるように暮らし心を弱らせ病没した。
姉は没落一途の本家を一身に背負い南洋開発で重役まで登りつめつつ失脚し、その後病没した喜多川御茂(きたがわ・みくしげ)
黒海との確執を埋められない紅海はいずれ青嶺を追放される可能性があり、大海は自分亡き後の紅海を生かすため喜多川家再興を託そうとしている。
それが同時に喜多川の2姉妹を不幸にした青嶺家長の責任だと考えている。
赤坂旧宮学院の生徒。
渋6放送のメインディレクターを勤める紅海の親友。
松前家は武家諸大夫にして 正六位の地下人、出世の見込みのない家である。そのため当初は青嶺家に取り入ろうと紅海に近づいた節がある。
が、紅海のはっちゃけぶりに当てられ先輩の代から始まった渋6放送へと参加。
いつしか華族界官位などどうでもいいほどの悪友となっていた。